写真家荒木則行の“ひろしま美景発見!”2018年4月号

2018.04.01

風の中に春の香りが日毎に増し、小さな彩りが風景の中で見られるようになってきました。
いつも見慣れている場所を少し違って写せる広島の美景 桜編です。

桜の時期、どうしても人々が多くなりがちなのが桜の名所。
自分のように風景写真を生業としていても「ぞッ」としてしまうほどの人々が土日の休日などにはそれらの桜の名所に詰め掛けます。
そんな人々の中にあってこそ自分だけの小さな春を求めて出かけてみるのも良いのではないでしょうか。

今回は広島市の広島城です。
桜の名所というと「城」「公園」「ダム」というのが風景写真のセオリーです。
けれどそれらの場所は桜が多く咲いてはいますが、背景との小さな写り込みを考えて場所を探してみたり、小さなひと枝にふんわりと満開の桜を探してみるというのも一興ではないでしょうか ?!
例えて言うなら今回の写真のようにお城を少しボカして春の柔らかさを演出してみるような。

撮影データー
Canon EOS-1Ds Mark II
レンズEF70-200mm F2.8L IS USM
シャッタースピード 1/250秒 F2.8
ISO 100



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