フードプロデューサー 烏田いづみのココロとカラダの栄養レシピ「もち麦とテリヤキチキンの彩りちらし寿司」
2023.01.31

もち麦
「もち麦」には水溶性と不溶性、2種類の食物繊維が含まれます。 水溶性は腸内細菌のエサとなり便を柔らかくしてくれます。不溶性は腸の動きを活発にする役割があり便の量を増やします。また、歯ごたえも良いのでよく噛む習慣もできます。これらのメリットから、毎日のご飯に少し入れるだけで美容と健康に有効な穀物と言えますね。広島県産の「もち麦」は安芸高田市や三次市地域の収穫が盛んで、県内の産直市や小売店などで入手できます。ぜひ試してみてください。
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(2人分)
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1 |
お米・もち麦・昆布・水を入れ30分漬け置き、普通に炊飯します。 |
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2 |
鶏もも肉から皮と脂を取り除いて1cm角に切り、Aと混ぜ合わせ常温で30分つけおきます。 |
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3 |
薄くスライスした人参と絹さやを、さっと塩(分量外)茹でし、ザルにあげておきます。 |
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4 |
弱火に熱した小鍋に3~4本の箸でBの卵液を混ぜながら火を通し、細かな炒り卵を作ります。 |
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5 |
2を耐熱皿にのせ、ラップをふんわりかぶせたまま、500wの電子レンジで3分加熱したら、一度上下に掻き混ぜます。もう一度、ラップをふんわりかぶせて500wで1分加熱します。 ※ここで鶏肉に赤い部分が残ってるようであれば、しばらくレンジの中に置き余熱で火を通します。 |
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6 |
1をバットに移し、Cのすし酢をしっかり混ぜ合わせて加え、しゃもじで切るように混ぜ、少し水分を飛ばします。 |
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7 |
茹でた人参・ハム・チーズを花型でくり抜きます。くり抜いた残りの部分は粗みじんにして6に加え、よく混ぜ合わせます。 |
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8 |
絹さやは斜めに薄く切ります。 |
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9 |
器に酢飯を平らに盛り、鶏肉、炒り卵、絹さやの順に乗せて、花型にくり抜いた人参・ハム・チーズをまんべんなく散らして盛りつけます。 |
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10 |
サラダえびをトッピングしたら出来上がり。 |
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ちらし寿司は、寿司桶を用いないと酢飯がベチャベチャになりがちですが、今回使用したもち麦は、お米に比べて弾力性がありベタつきにくいので、より良い状態の美味しい酢飯が作れると思います。今回は魚の代わりに鶏肉を使っているので魚嫌いのお子さまにも優しい仕上がりになっています。また、砂糖はてんさい糖を使っていて、甘さ控えめでとてもヘルシーです。
盛りつけはハム・チーズ・人参を花の形にし、絹さやの緑、炒り卵の黄色を加え、彩り良く華やかに、ひな祭りの雰囲気にしています。バラエティに富んだ食材で栄養バランスも良く、目で楽しめて、食欲もそそるお寿司をぜひ召し上がってください。