フードプロデューサー 烏田いづみのココロとカラダの栄養レシピ「サバ缶と白ネギのトマトシチュー」
2022.12.28

白ネギ
11月~2月が旬の白ネギですが、ほぼ一年中手に入ります。広島では県北部で多く生産されています。ネギの辛味成分には疲労回復、血行促進、殺菌作用があり、免疫力を高め、風邪に効くと言われます。ただし、この辛味成分である硫化アリルは、熱を加えると糖などに変化するので、できれば生で食べることをおすすめします。熱を入れたり、煮込んだりする場合は、スープなど飲む料理が良いでしょう。また、緑の部分はビタミンCが豊富ですから、白い部分と一緒に食べれば、風邪予防にさらに効果を発揮してくれます。
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(2人分)
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1 |
白ネギの白い部分は3~4cm位のぶつ切りにし、緑の部分はみじん切りにします。 |
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2 |
舞茸は小分けにし、にんにくはみじん切りにします。 |
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3 |
ボウルにホールトマトを入れ、軽く潰しておきます。 |
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4 |
フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火にかけ、香りがしてきたらみじん切りにしたネギも入れ、さっと炒めて火を止めます。 |
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5 |
フライパンの端に4を寄せ、中央に1のネギを立てて入れて、囲むようにサバ・舞茸を敷き詰めます。 |
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6 |
5に、3とサバ缶の汁を回しかけ中火にし、沸騰したら弱火にして蓋をします。 |
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7 |
約10分ほど煮込んでネギに火が入ったら味をみて、必要ならば塩で味を調えます。 |
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8 |
お皿の中心にネギを立てて置き、他の具材を周りに盛り付けたらできあがり! |
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今回は白ネギの栄養をまるごといただくレシピにしました。美容や健康などへの効果が高いと言われるサバ缶を使い、免疫力を高めることが期待できる、時短で簡単なレシピにしています。サバ缶の汁まですべて使うので、余計な調味料を入れなくても、味はしっかりつきます。また、トマトを使うことでサバの臭みを消し、白ネギは甘さをプラスしてくれますから、お子様にも楽しんでいただけるはず。さらに、ネギをスタンディングさせて熱を入れることで、ネギ自体にじっくりと味が加わり、甘さも増します。煮崩れないのも良い点です。「ネギをネギ」として味わえ、見た目にも楽しむことができますよ。