フードプロデューサー 烏田いづみのココロとカラダの栄養レシピ「デコポンと米粉のクレープシュゼット」

2022.02.28

今月の食材

デコポン

デコポンはビタミンCを多く含むので風邪の予防や美肌などの美容効果が期待できる食材です。また、疲労回復効果の高いクエン酸やカリウムが多く含まれています。カリウムはナトリウムの排出を促す作用があり、むくみ防止や血圧を正常に保つ効果があると言われ、生活習慣病の予防も期待できます。

材料

材料 (4枚分)

米粉 80g
牛乳 150g
1個
有塩バター 15g
てんさい糖 小さじ2 ※1
少々(2つまみ程度)
適量
デコポン 全量1個と、盛り付け用1/4個
   
<ソース>  
デコポン果汁 1/2個を絞る
大さじ1
有塩バター 5g
てんさい糖 大さじ1 ※1
ブランデー 5g
デコポン果肉 1/4個
   
バニラアイスクリーム 適量 ※2
ミント お好みで

※1 てんさい糖がない場合は他の砂糖でも代用可能です。

※2 デコポンの酸味と相性が良いのでおすすめです。お好みで添えて下さい。

つくり方

1

ボウルに米粉とてんさい糖を入れて混ぜ合わせます。牛乳を少しずつ加え、さらにしっかり混ぜます。

2

1に割りほぐした卵と塩を加え、混ぜ合わせます。

3

バターを600Wのレンジで20秒ほど加熱し溶かして2に加えます。

4

デコポンの果実(1/2個)と、果汁(1/2個)を取り出しておきます。

~「デコポン」などオレンジの果実の切り出し方~

ア 実の上と下を1cmほど切り落とします。

イ 薄皮ごと外皮をそぎ落とします。

ウ 薄皮と実の間に包丁を入れ切り離し、実を取り出します。

5

フライパンを熱して油を全体に行き渡らせたら、一旦、濡れ布巾に載せて冷まし、余分な油を拭き取ります。

6

5に、お玉に1杯程度の3※を流し入れ、フライパンを傾けて生地を平らにし、中火で焼きます。

※米粉は下に溜まりやすいので、お玉ですくう際一度かき混ぜます。

7

表面が乾いてきたら一度火を消し、周りを竹串等で剥がしてフライ返しを入れ、生地を裏返します。

8

裏面を弱火で焼いたら火を消して、1/4の大きさに折りたたみます。

9

5~8を繰り返して4枚分作ります。

10

8のフライパンに水、デコポン果汁、バター、てんさい糖を入れて中火にかけて溶かします。

11

10にブランデーを加えて強火でアルコールを飛ばし、デコポン果肉を入れ少し煮ます。

12

11に折りたたんだクレープ4枚全てを入れ、フライパンのソースをスプーンですくい、クレープにかけながら約1分ほど煮ます。

13

器にクレープを載せ、ソースをかけて盛り付け用のデコポンの果肉を添えます。アイスクリームを載せ、お好みでミントをあしらうなど盛りつけたたらできあがり。

3月はミモザが咲き乱れる頃です。そこで、オレンジ色のデコポンを使ったクレープのテーブルを、ミモザイエローで演出してみました。希望や幸せをイメージさせるこの色彩で、長い冬のトンネルを抜けた、明るい未来を感じてみてください。

実は「不知火」という柑橘の中から、糖度13度以上、酸度1.0%以下という基準をクリアしたもののみが「デコポン」という名で出荷されます。この数値からもわかりますが、適度な酸味と強い甘みを感じるフルーツと言えるでしょう。また、ジューシーで種もないので、デザートとしても色々活用できますね。

↑