フードプロデューサー 烏田いづみのココロとカラダの栄養レシピ「チンゲンサイと厚揚げ豆腐のしょうがスープ」

2020.09.30

今月の食材

チンゲンサイ

チンゲンサイは、βカロテンを豊富に含み抗酸化作用のあるビタミンCも入っているので、これらの相乗効果で免疫力を高めたり、風邪やがんの予防などの効果が期待できます。カリウムなども豊富なので血圧の上昇も抑えてくれる効果も。1年を通して購入できますが秋から冬が旬。広島でも多く出回っています。炒め物にしてもスープに入れても食感が楽しめ、くせがないのでお子様から大人まで楽しめる野菜です。

材料 (2~3人分)

チンゲンサイ 1株
厚揚げ豆腐 半丁
しょうが 1/2片
1個
ゴマ油 小さじ1
塩胡椒 少々
(A)  
400ml
顆粒鶏ガラスープ 小さじ2

つくり方

1

チンゲンサイは葉と茎に切り分け、茎は縦に8等分にします。

2

厚揚げ豆腐はさっと湯切りし、さいの目切りにします。

3

しょうがを千切りにします。

4

鍋にゴマ油を中火で熱し、しょうが、チンゲンサイの茎、葉の順に入れ炒めます。

5

4に(A)を加えて強火にかけ、煮立ったら火を弱めます。アクを取り、厚揚げ豆腐を加えて3分程煮ます。

6

沸騰したままの状態の鍋に、といた卵を糸のように細く少しずつ入れます。この時、かき混ぜず、そのまま火が入るまで待ちます。

7

卵に火が入ったら火を止めて、軽く混ぜほぐします。

8

塩胡椒で味を調えたら器に注ぎ、盛りつけます。お好みでラー油や糸唐辛子等を加えてください。

この季節、身体を温めてくれる汁物をいただくなら、保温性があり手に優しい漆の器を用いましょう。日常手に持つ汁椀は直径12~13cmが持ちやすいサイズです。形がおもしろい片口汁椀等も揃えておくと食卓にバリエーションができ、楽しむことができます。片口はもともとお酒などの液体を注ぐ器でしたので、右利きの人がさっと注げるように口を左に向けて置かれていました。その名残から色々な用途で使われるようになっても口は左側に向けます。

  • チンゲンサイの茎と葉の部分では火の通る時間に違いがあるので、茎、葉の順番に炒めます。
  • 卵を入れる時、汁の温度を下げないことが大切。温度の高い状態で少しずつ入れると白くにごりません。
  • 器はあらかじめ温めておきます。

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