地域貢献活動レポート「自転車交通安全教室」大竹市立大竹中学校
2018.06.01

平成30年5月1日(火)大竹市立大竹中学校にて「自転車交通安全教室」を開催しました。
快晴に恵まれた校庭には、全校生徒に加え、日頃から学校周辺をサポートしている地域の方々にもお越しいただきました。
校長先生、JA佐伯中央の方からのご挨拶では
まず「これから行われることは、命にも関わる大切な内容」であること
「この大竹市でも、出会いがしらや右左折の巻き込みなどの自転車事故が起こっている」
ことを踏まえ「自転車に乗るときにヘルメットを着用して欲しい」ということを語られました。
そして、「自分の命は自分で守ること」「歩行者を巻き込まない」ことを強く心に刻んで欲しいと語られ、生徒たちも神妙な面持ちで聞いていました。
さて、いよいよスタントによる、事故再現が始まります。
まず、40km/hで走行する車が人(人形)に激突…!!!
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激突した後の自転車のありさま
本当にあった、事故のリアリティのある再現に校庭は悲鳴とため息が漏れ、そのあと静寂に包まれました。
そして、続く事故の再現には一層、真剣な目が注がれました。
自転車に乗るとき、自分の身の危険を守ることも大切ですが、「小さなルール違反が、人に怪我をさせたり命を奪ったりするような大きな事故を起こす可能性があることを心に置いて欲しい」と、MC役の女性が語ります。
過去、実際に自転車に乗った女子高生が54歳の女性とぶつかり、後遺症を与え、5,400万円という賠償をすることになったケースもあったそうです。
もし、事故が起こった時、事故の当事者はもちろん、目撃した人はすぐに安否の確認をすることと同時に、すぐに救急車を呼ぶことの重要性についても語られました。
事故の再現を行う中で、生徒への質問も行いましたが、生徒がハキハキと答えている姿が印象的でした。
「内輪差」についても、大きなトラックを使ってトラック運転手からみて、どこが死角になるのかを細かく解説。
こちらはトラックの脇を注意せずに走り抜けようとした自転車が右折してきた乗用車と出会い頭にあった事故の再現。
こちらのケースも多くあるそうです。
最後に、大竹警察署交通課長さまから「今日、体験した事故のケースをしっかりと心に刻み、自分のこととして感じてください。そして『交通事故の被害者にも、加害者にもならないでほしい』こと『みんながルールを守れば、ルールがみんなを守ってくれる』ことをこれから実践してください。」と語られました。
生徒の一人、3年生の森本さんは「私は日頃から自転車に乗ることが多いので、今日は事故の恐ろしさを実感しました。これから、自転車交通安全教室で学んだことを活かして、ケガの無いよう気をつけたいです」と語っていました。
これからも生徒の皆さんが交通ルールを守り、実践すればきっと笑顔で学校生活を過ごせることでしょう。