写真家荒木則行の“ひろしま美景発見!”2018年3月号

2018.03.01

乾いた冷たい風から、優しくて頬を撫でる風に変わってくる。
いつも見慣れている場所を少し違って写せる広島の美景 春編です。

寒さ厳しい季節も終わりを告げて、芯から冷え込むようなことは少なくなってきました。
朝夕は冷え込むこともまだありますが、あたりの風景も少しづつ彩りを取り戻してきています。
瀬戸内海沿岸部では菜の花や梅などの春を告げる花たちが、一斉に咲き始めました。
とある瀬戸内の港町でもアンズの花が開花し、春の色が広がっています。

今回は広島県福山市田尻町。
福山市方向から鞆の浦を目指して南下していくと、海に使い集落の山際が薄っすらと桃色に色づいているのに気がつく。ここが以前は唐桃と言われていたアンズの畑が広がる田尻だ。
晴れた日には対岸の四国が見えるほど広がりのある風景の中で、集落のそこかしこにアンズ畑が広がっている。
3月下旬の休日には「たじり杏まつり」が開催されるのでカメラを片手にのんびりと散策をなさられるのもお勧めです。

Canon EOS 5D Mark III
レンズEF24-105mm f/4L IS USM
シャッタースピード 1/125秒 F8
ISO 200

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